お金のない大学院生・研究者はとりあえずインデックス投資

研究TIPS

お金がないポスドクなのに結婚してしまい、何とか家計を支えないとという思いから株式投資を始めたますけですが、おおよそ1年が経ちましたので実績と研究者界隈の方でこれから投資を始める人へのお勧めをまとめたいと思います。

こちらの記事でも株式投資に関して概要をまとめておりますので興味のある方は参考にしていただければ幸いです。

この1年で試した投資方法

自分の実践した投資方法は以下の3つです。説明は分かりやすさ重視で書いているので、ざっくりとし過ぎてて間違っているかもしれませんがご容赦ください(笑)

  • 投資信託:証券会社にお金を渡して運用してもらいます。またどういう株(日本株、アメリカ株、半導体株、AI関連株などなど)で運用して欲しいかを選べます。プロがやってくれるので大失敗はないですが、「1ヶ月で10万円が100万円になった!」みたいなことはありません。あと出来高に応じて手数料を取られます。
  • 個別株式:好きな会社の株を買います。GAFAMでもトヨタでも聞いたことのない上場したばかりのベンチャー企業でも買えます。投資信託に比べてリスクも大きいですが、リターンも大きいです。きちんと情報収集して、これから株価が上がる可能性が高い会社を見抜ければ短期間でも利益を得ることができます(まあ初心者にはとてもとても難しかったですが)
  • CFD(差金決済取引):初心者にはあまりお勧めされませんが、取引開始時点から取引終了時点に発生した差額分を決済する取引方法です。詳しくはこちらを参照してください。レバレッジを効かせることができる(損益を5~20倍に設定できる)ので、ハイリスクハイリターンです。やるなら短期投資をお勧めします。

お勧めは投資信託一択です!

我々は研究のプロであって一日中株のことを考えている機関投資家・証券会社には敵いません(笑)

手堅くお金を稼ぐのであれば、素直に投資のプロに任せましょう。

その中でもインデックス投資という方法が初心者にお勧めされていますので紹介させていただきます。

インデックス投資

指数に連動することを目指す投資は「インデックス投資」と呼ばれ、値動きがわかりやすく、幅広い銘柄に分散投資ができ、比較的低コストであることから、最近では初心者の方にもおすすめの投資手法のひとつとして広く知られてきました。

インデックス(指数)の代表例としては以下が挙げられます。

  • S&P500:アメリカの代表的な500銘柄の時価総額をもとに算出
  • NYダウ(ダウ工業株30種平均):ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している米国の代表的な30銘柄をもとに算出
  • 日経平均株価(日経225):日本の代表的な225社の平均株価
  • TOPIX:東証一部上場全銘柄の時価総額をもとに算出

ざっくり言うと、「プロが最近イケてる優秀な企業を何百社か見繕って、そこの企業たちに良い感じの配分で分散して投資してくれる」というやり方です。

これらのインデックスは長期目線で見ると上昇を続けているので手堅く利益が得られるとされています。もちろんリーマンショックやコロナなどで一時的に大幅に下落することはありますが。

インデックス投資の中でも特に初心者にお勧めされているのが以下の2つです。

  • S&P500
  • 全米株式インデックスファンド(VTI)

S&P500とは、「ニューヨーク証券取引所」「NYSE American」「NASDAQ」に上場している米国の大企業500銘柄の株価を元に算出される株価指数(インデックス)です。

S&P500は米国株式市場全体に対し約80%の時価総額比率を占めています。

なので米国市場全体の動きを表す指標として注目されています。

VTIの最大の特徴は米国株式市場のほぼ全体をカバーしている点です。

超有名な大型銘柄だけでなく、中小型銘柄や超小型の銘柄まで幅広くカバーしています。VTIを購入することで米国市場にまるごと投資することができ、アメリカ全体の成長の恩恵を受けることができます。

投資家の多くは中長期的に米国市場が成長を続けていくと見込んでいます。

今後の米国市場の成長を享受したい人や「アメリカには期待しているけどどの企業に投資していいか分からない…」という人は、S&P500かVTIを保有しておくことでまとめて投資することが可能です。

この1年の実績

全くの投資初心者でしたが、この1年(正確には10ヶ月)やってみて、何となく投資信託の成果が見えてきたので共有させていただきます。

これは自分が買っている投資信託S&P500の成果です。

多少の浮き沈みはあるものの、順調に上がっていっているのが分かるかと思います。

損益率で見ると、24.66%(280000円→349052円)です!

何もせずとも28万円預けておけば1年で7万円近く増やしてくれるって考えるととてもお得です。

普通預金の年利は0.001%なのでもし銀行に預けておいたら利益は2.8円でした(笑)

自分は他にもVTIの投資信託を購入しており、こちらも15%程度の利益を出しております。

投資信託では、分配金(利息)を再投資することで得られる複利効果があるので、長期で投資を検討するのであれば早ければ早いほど利益を最大化できます。

おそらく研究者の方々は複利の意味・凄さは分かってらっしゃるかもしれませんが、一応参考記事を載せておきますね。

悲しいかなアカデミア研究者の給料の上がり幅は頭打ちなので、もし将来の子育て資金の拡充や老後の資産形成をしたい方は早めに始めたほうが良いのかなと思ったこの1年でした。

コメント

  1. […] […]

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